鼎談企画「働く機械と私 ~私、働かなくてもよくなるの?~」




 阪大ブックカフェの最後には、大阪大学の3人の先生をお招きし、

鼎談企画「働く機械と私 ~私、働かなくてもよくなるの?~」
を開催しました。

 まず、「機械と労働」をテーマに、1人10分程度のプレゼンテーションをしていただきました。


鼎談プレゼン

 1人目は写真左上の、大阪大学文学研究科石割隆文准教授。
 英米文学研究者の視点から、「ラッダイト」をキーワードに、ロボットが文学でどう描かれてきたのか、お話していただきました。ラッダイト運動(機械破壊運動)のラッダイトです。

 2人目は写真中央下の、大阪大学社会経済研究所大竹文雄教授。
 経済学者として、機械が人間に対して持つ代替性と補完性の視点からお話していただきました。人間と機械が協力して仕事をするケースと、人間の代わりに機械が仕事をするケースで分けて考えなくてはいけないそうです。

 3人目は写真右上の、大阪大学工学研究科教授浅田稔教授。
 人間に近いロボットを作る研究者の視点から、技術の進歩に対して社会がどう向き合うのか、今後議論されなくてはいけないと話していただきました。


鼎談




 その後は40分間、それぞれの専門の観点にもとづいて、アシモフのロボット三原則や技術の進歩と社会の変化など、幅広いテーマを自由に議論していただきました。その中で、欧米ではロボットが奴隷として見られているのに対し、日本ではアトムやドラえもんのように、仲間として受け入れられているという話がありました。今後出てくるかもしれない介護ロボットなどには、日本人は特に親和的なのかもしれません。技術の進歩の負の側面については、ゲストの方々の意見の違いも見られ、それぞれ異なる専門の視点が絡み合う有意義な議論を聞くことができて、物事を多面的に捉えることの重要性を理解しました。

 最後に、簡単な質疑応答と先生方の最後のコメントをしていただき、企画を締めくくりました。

文:ヤマツ/人間科学部B3


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