薬剤師ってなんなんだ?

薬剤師のあまりの知られてなさに業を煮やした、薬学部の男が立ち上がる。
知ってないと損をする、薬剤師の実態とは。

一.薬剤師って何者だ?
「薬剤師?ああ、薬局で白衣着てガラスの向こうでなんかゴソゴソやっている人ね」
そんなイメージが強いのではなかろうか。しかし、侮らないでほしい。
彼ら/彼女らは、大学で薬学に関する教育を受けたあと、国家試験に合格した、いわば薬の専門家なのだ。
そんな薬剤師たちの活躍する、主なフィールドはといえば、薬局・病院・ドラッグストア・製薬企業などなど。薬局では、処方せんに書いてある薬を用意して患者に説明する。病院では、主に入院患者向けの薬を用意したり病棟を回ってちゃんと薬を飲んでいるかの管理をしている。
ドラッグストアは、その場でいろんな薬の相談に応じるから、幅広い薬の知識が必要。
そして企業には、薬剤師でしかなれない役職も存在している。
ちなみに、各職場に必要な薬剤師の人数は法律で定められいるのだ。えっへん。

二.薬学?
なにそれ、おもしろいの?
数ある理系学部の中でも、薬学ほど異常に幅広い分野の教育を受ける学部は、
(たぶん)他にない。数学・物理・化学・生物はすべてひと通り。また、それらを複合・発展させた薬学専門分野、医学系分野、研究活動エトセトラ……
多岐に渡る理系の知識は、薬が持つ性質・作用を理解して説明する上で必要不可欠なのだ。
ちなみに現在の薬学部では、四年制と六年制の二つの学科に分かれている。
薬剤師国家試験を受けることができるのは後者の六年制。四年制の学部では研究重視のカリキュラムとなっており、製薬企業を始めとする研究者を育成する課程である。六年制はプラス二年の間に、病院や薬局での実務実習や現場薬剤師として必要な教育を受ける。

三.実際のお仕事はなにしてんの?
薬剤師の代表的な業務といえば、やはり調剤。
病院では入院患者さんの薬の調合、薬を持って病室の巡回、なんてこともやっている。院
内医療チームの中には、患者の薬を選ぶ際の専門アドバイザーとして薬剤師が外せない。
また、在宅医療の現場でも活躍中だ。薬を飲むのはやはり高齢者が多い為、そういった方々の自宅を訪問し、飲み忘れチェック/体調変化の管理/その他気になることのケアをしている。
身近なところでは、お医者さんに行った帰り、もらった処方せんを持って薬局に行くと、薬剤師さんはそこに書いてある薬を用意してくれる。
もちろん薬のことで気になることはどんどん聞いて欲しい。それが患者さんのためにもなるし、そのまま薬剤師の経験にもなる。
もっと広く薬剤師を利用してもらえば、薬を安心して飲んでいただけることだろう。

四. 薬剤師の活躍〜東北大震災にて〜
記憶に新しい東北大震災。すべてが流され、流通も止まった彼の地において、薬剤師が大活躍していたのはご存知だろうか?
限られた在庫薬の中から、以前飲んでいたものと同じ効果を持つ薬を与える。いま、本当に必要な薬だけを与える。
これができるのは、医師でも看護師でもなく、薬剤師なのだ。
例えば、アダラートとオルメテックという薬は、どちらも結果として血圧を下げる。
結果は同じでも効くポイント・作用が異なるのだ。薬剤師は、その知識と経験から、どの薬とどの薬が同じ効き目で、いま必要なのはどの薬か、などを現場において判断できる唯一の職業なのだ。
薬剤師はボランティアでも多く派遣されている。今でも、現地の方々と協力し、人々の健康を守っているのだ。

五.こんなところにも薬剤師
実は薬剤師免許を持っているとこんな職業にも就ける。
専門学校の講師:衛生管理などの内容は、薬剤師の得意とするところ。美容専門学校、看護学校などで講義を持っているのだ。
学校薬剤師:大学以外の学校には学校薬剤師の設置が義務付けられているのだ(非常勤)。プールの水質検査、屋内照明の点検、騒音検査など、衛生管理を行う。薬局勤務の薬剤師が兼任していることもある。
麻薬取締官:俗に言う麻薬Gメンである。正義の味方っぽい薬剤師。医療用の麻薬や精神科の薬の流通は彼らが管理しているのだ。
また押収した薬物がどんな化学物質か鑑定するのも薬剤師の技術が光るところ。

お薬手帳

「食間」は食事中ではありません~くすりを飲む時間~
「食間」は食事と食事の間。
基本、薬を飲むタイミングは食事の前後や就寝前とか。
こうして、何かに関連付ける目的は大抵が「飲み忘れ防止」。
でも胃荒れ防止や吸収効率を考えてることもあるので気になる場合は是非、我々にご相談を♪

薬を水で飲むのは何故か?
水なしで薬を飲むと、食道の途中で引っかかったりして全て吸収されないばかりか、そこが炎症で腫れたりすることも。
なので必ず水で飲んでほしい。「お茶で飲んでも大丈夫?」という質問をよく聞くけれど、だめな薬なら必ず説明するので普通は気にしなくても大丈夫。
薬剤師仲間はお酒で飲んでることもありまs……げふんげふん。

健康食品をかたる~コラーゲン編~
「ぷるっぷるのお肌を!!」で人気な、噂のあいつ“コラーゲン”。
生まれつき不足した人は肌がビヨーンと伸びたりする、重要な皮膚の構成たんぱく質。
たんぱく質ってのは3大栄養素1つで、食べると消化されてアミノ酸になって吸収されまs…あれ?肌まで行かないんじゃねこれ。

日常のお勧め漢方薬
「五苓散(ごれいさん)」という漢方薬は飲みのお供にお勧め。
体内の水の巡りをよくしてくれる薬で、飲んだ後の頭痛や気持ち悪さには最適。
市販だとちょっと値が張るのが難点か。筋肉痛やこむら返りには「芍薬甘草湯(しゃくやくかんぞうとう)」を。
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