河村倫哉(国際公共政策研究科准教授)

プロフィール

大阪大学国際公共政策研究科准教授。
専攻は比較公共政策。研究テーマは、多文化共生、自由主義、市民社会論。
研究者の道を決意したのは、大学4年生頃。就職も視野に入れていたが、「サラリーマンは、ちょっとどうかな・・・」と。
神戸生まれだが、両親が愛知出身のため、中日ファンである。
今なお、学生時代に始めた剣道を続けている。「剣道は生涯スポーツ」
最近、電子書籍を購入。だが、今はまだ紙の本の方が扱いやすい。
アガサ・クリスティの読破が密かな目標。

インタビュー

簡単に自己紹介をお願いします。
国際公共政策政策研究科准教授の河村倫哉と申します。専門は社会学で、民族問題・民族紛争について研究しています。特にどこの地域が、というのは無いんですけど、まぁ、先進国の移民問題に関わりが深いかなあと思います。基本的には理論的に研究しているつもりです。

学生向けのお薦めの本を教えて下さい。
難しいなー。 ~長考タイム~
まぁ、あれかな、一応社会学者だから、マックス・ヴェーバーかな。ちょっと堅い話になるけど。
『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』は、大学4回生の時に読みました。読んでみて、内容は4分の1も理解できなかった感じだけれども、文体の迫力を感じたね。そこまで、こう厳しく突き詰めて考えているのかという、周辺的な所での感動があった。内容を理解できての感動ではなかったんだけどね(笑)
学生と言ったって、それぞれの興味は異なるわけで、皆が皆この本に興味を持つと思えないし、万人向けに薦めると言うわけでは決してないです。ただ、「我々の住んでる近代社会って何なのだろう?」と疑問に持つようなら読んでみたらいいんじゃないかな。もちろん、疑問を抱かなくても普通に生活していけるし、疑問に思うことがえらいというわけでは決してないですよ。まぁ、疑問に思うのだったら、読んでみたらどうかな。

専門書以外にどのような本を読まれますか?
推理小説とか割と好きだね。誰が好きとかは特にないけど、その内、アガサ・クリスティを全部読んでやろうと思ってます。ブック・オフで100円の所にクリスティの作品があれば一応買っておくことにしていて、暇な時があれば読んでいます。でも、まだ半分も読めていないんじゃないかな?遠大な目標です。

アガサ・クリスティの作品はそんなに多いのですか?
うじゃうじゃあるよ。50、60冊くらいあるんじゃないかな?

そんなにあるんですか!『そして誰もいなくなった』しか知りません(笑)
そうなんだ。あれは割と薄いからすぐ読めるよ。

電子書籍についてどう思われますか?
最近、アマゾンのキンドルを買った所です。画面はパソコンやiPadより見やすいね。目が疲れない。何冊か本を買ってみたんだけど、まだ和書を買えませんね。ページをあっちに飛んだり、こっちに飛んだりというのは、紙の本ほどは自由にいかない。使い勝手は、まだまだ改善の余地がありそうだね。

電子書籍が紙の本に取って代わるのですかねー?
うーん、どうだろう。どの程度改善されていくかによるのではないかな。
検索とかは電子書籍の方が楽だよね。紙の本だったら、「あの言葉について書いてあったのどこだったっけ?」と探しているけど、電子書籍だったら、単語打ちこんで検索するだけでしょ。それと、論文を書く際には引用する箇所がたくさん出てくるんだけど、それを簡単にコピー&ペーストできるから楽。そういう面では、電子書籍は非常に助かる。もっともっと使い勝手が良くなれば、紙の本が段々減っていくかなという感じがする。ただ、現時点では、紙の方が使いやすいと思います。

本の話とは関係ありませんが、先生の趣味は何ですか?
趣味と言えるかは分からないけど、剣道をずっとやっています。剣道は、あんまり運動神経を問われないスポーツだから、何か他のスポーツは全然だめだけど剣道だけ強いっていう人結構いるよ。反射神経のように見えるけれども、あんまりこう、反射良すぎてすぐがたがたしちゃうといけない。相手が攻めて来ても、どっしりしてるくらいの方がいいんで、あまり剣道は運動神経を問われないんですよ。まぁ、唯一できる運動がそれだからそれにしがみついているみたいな感じだけどね(笑)

剣道は長くできるスポーツなんですか?
そうですよ。80歳くらいの人でもやってますよ。で、悔しいことにそういう人に打たれたりするからね。コツが分かっていれば、あんまり体力とか反射神経とか関係なさそう。

生涯スポーツですね。
一番生涯スポーツじゃないかな?ゴルフだって、飛距離が落ちたらやっぱりね…。

オススメ本Q&A

学生向けのオススメ本
『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』 (マックス・ヴェーバー著)
文体の迫力、そこまで厳しく突き詰めて考えているのかという周辺的な所での感動。
万人に薦めるわけではないが、近代社会とは何なのかと疑問に思うのならば、読んでみては?

先生自身のお気に入りの本
『のだめカンタービレ』 (二ノ宮 知子著)
クラシックに興味を持つきっかけになった。
小難しくクラシックを語るのなら、読んでいてつまらないが、ギャグなどの笑いの要素もあり、すいすい読み進められる。

テーマ「未来」と聞いて思い浮かぶ本
『社会起業家―社会責任ビジネスの新しい潮流―』 (斎藤 槙著)
慈善団体と営利企業の境界のような起業家が増えてくるのでは?
もちろん、昔ながらの慈善団体、営利企業も存続するだろうが。

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