学生選書ツアー体験記

 「学生選書」をご存知ですか?図書館にあってほしい本を、私たち学生が直接選べるという図書館主催の企画で、店頭での「学生選書ツアー」と、Web 上での「Web 選書」があります。2007 年から2009 年の間に4 回行われ、配架された本は1388 冊に上ります。今年度最初の学生選書ツアーは、大阪大学未来基金の助成のもと、6 月24 日にジュンク堂大阪本店にて行われました。今回選ばれた本のうち、既存の本を除いた366 冊が9 月から書架に並ぶ予定です。

 私は工学研究科にて、環境デザイン・建築設計について研究しています。建築を志す者にとって、自由な時間のある学生のうちに優れた建築を訪れ、その空間体験から学び、デザインをストックしておくことは重要です。しかしながら、全ての建築を訪れることは時間的にも資金的にも不可能です。そこで必然的に、私たちの先人が訪れた優れた建築を紹介する書籍から幅広く作品を知ることで、自分がこれから訪れるべき、また詳しく学ぶべき建築が分かってくるのです。ただ、建築関連の本は、他の専門書と同様に、カラー写真や図版が多く、学生個人には高価で手が届かないというのが現状です。日常的には、図書館や研究室の蔵書を活用していますが、探している本が見つからないこともあります。

 そこで私が活用させてもらったのが、図書館主催の学生選書ツアーです。ジュンク堂大阪本店にて学生20 人ほどが午前・午後のグループに分かれ、ハンディスキャナというバーコード読み取り端末を持って各自が2 時間程、5 万円を上限に、図書館に入れてほしい書籍を選んでいきました。ジュンク堂は専門書が充実しており頻繁に訪れるのですが、お財布事情から断念せざるをえない書籍が数多くあり、残念な思いをしてきました。そんな折、多くの本を選ぶ機会を与えてくれた選書ツアーは、本当に貴重な機会でした。自分の好みはもちろんのこと、後輩たちにもぜひ読んでほしいと思う本を、厳選に厳選を重ね、選んだつもりです。今回選んだ本が、私の卒業後も、長く活用されていくことを願っています。

 残念ながら前回の選書ツアーに参加出来なかった方、また今回この企画を初めて知った方、ぜひ次回の選書ツアーに参加して、私たちの図書館をカスタマイズしていきましょう。

 待兼祭では、図書館・未来基金・Scienthrough 共催で今回の本を用いたビブリオバトルを行う予定です。また、次回の学生選書は、11 月にWeb 上で行われます。詳しい情報は、以下のリンクをクリック!

まちかねビブリオについてはこちら
図書館 学生選書のページ

(小島成輝 - 大阪大学大学院 工学研究科 博士前期課程)

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